今日もまた君について考える。

行ったライブの記録とか、残していけたらいいなぁ。

2010年

2021年8月1日。OverTheDogsから、毎年の9月22日のライブ以外の活動を終了します、というお知らせが出されてしまった。
正直、気持ちの折り合いはまだきちんとつけられていないと思う。
ただ、ライブがない状況に慣らされてしまったせいか、毎年バカの日があることが、希望にも思える。

2018年の頭から活動休止を休止していて、2019年頭に一応復活したけれども、以前ほど活発な活動はできていなくて。2020年はコロナ禍に突入してしまい、すごろっくを最後にライブ活動はしていなかった。ただ、2021年春のアルバムリリースへ向けて曲作りはしていて、その片鱗を見せてくれていた。みんなでちゃんと集まれてるのかな?という不安はあったけれども。

解散はしない、って断言してきたバンドだし、終わることはないと信じていたかったんだけど…そして私は"解散"ではない、と思っているんだけど。でも、やっぱり、区切りの時が来てしまった。

ちょっと気持ちの整理のために、一年ごとに振り返っていきたいと思います。

2010年の主な出来事

  • 💿2010/04/04 シングル『おとぎ話』発売
  • 💿2010/06/09 アルバム『A STAR LIGHT IN MY LIFE』発売
  • 🎵2010/06/19 『A STAR LIGHT IN MY LIFE』発売記念ワンマンライブ@渋谷eggman
  • 🎵2010/08/07 SUMMER SONIC 2010(出れんの!?サマソニ!?受賞)
  • 💿2010/12/15 『メリーの奇跡』無料配信


私がOverTheDogsの出会ったのは2010年10月23日、横浜BAYSISでのライブだった。Dirty Old Men(現MAGIC OF LiFE)の対バンツアーで、ゲストがOverTheDogsとグッドモーニングアメリカ。確かグドモには間に合わなくて、名前しか知らない状況で見たOverTheDogsに心を奪われた。
一曲目はイッツだったんだな、その時点で引き込まれていたんだと思う。身振り手振りがフワフワした妖精みたいなヴォーカル、ボタンを押す仕草や雰囲気にサブカルっぽさを感じて、踏み込んではいけない領域かもしれない、と思いながらも強烈に惹きつけられた。どの曲を聴いてもキャッチーで耳に残るメロディとそれを彩る鍵盤の音に心が躍った。曲紹介があったメテオが特に印象的だった。終わってからアンケートを渡されて、興奮気味に回答を書いたのを覚えている。
このままバイバイはできない、と思って物販を覗いたら、つねくんは文庫本を読んでいて、なんだか独特の雰囲気を感じて話しかけられなかった。スタッフさんに「メテオって曲はどれに入ってますか?」って聞いたら、まだ音源になっていないことを知ってショックを受ける。A STAR LIGHT IN MY LIFEを購入して帰ったんだった。可愛い袋に入れてくれて嬉しかったなぁ。
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(まだ持ってる人)

寝ても覚めても一度聴いたきりのメテオが頭を流れて仕方なくて、気が付いたら5日後にまたライブを見に行っていた。exPoPは無料だけど、いつもとても良いメンツを集めている素敵なイベント。この日の出演はOverTheDogs、クリープハイプ東京カランコロンmothercoat、The宇宙人s。そして、私はこの日で完全に恋に落ちてしまった。
クリープは、HE IS MINEで後方で見てた男の人が一人で絶叫してたのをよく覚えてる笑

この年は、全部で5回ライブを見に行ったな。11月24日のBasement Barはダイノジとビーハプの企画でJackson Vibeとのツーマン。初めて見る長尺で、それまで見たことなかった面を見られて楽しかった。夜光列車やオワールドはここで初めて聴いたかも。頭が悪いだけに衝撃を受けたり。12月4日は代官山LOOP、高めの天井が似合うなぁ、と思った。DEDE MOUSEとSUEMITSU & THE SUEMITHというという不思議な組み合わせ。その次に見に行った12月14日の渋谷クアトロも、OLDCODEX企画にnano. RIPEと呼ばれるという不思議対バン。この頃何があったんだろ…。クアトロではどアウェイな中、後半にかけて良くなっていったのを覚えてる。メリーの奇跡を初披露して、このあと無料配信が始まったんだよね。

OverTheDogsセットリスト倉庫を見てると、もっと行けたじゃん!って思ったりもするけど、二ヶ月ちょいで5本=二週に一度見に行ってれば十分か…。

この年は一人で見に行ってたけど、だんだん周りに仲間が増えていくにつれて、この頃にOverTheDogsに出会った人が割と多かった印象がある。精力的にライブをしていたっていうのもあるけど、やっぱりこの頃の不思議ちゃん恒吉の吸引力が凄かったんじゃないかなー。思わず惹きつけられるハイトーンボイス、大人なのか子供なのか、歌声だけだと性別すら分からない、そんな不思議なところにも、魅せられたんだよね。もちろん、曲が良いっていうのが一番だけど。


おとぎ話のPV、何回見たことか…たまらん。


神様がいるかいないのか
僕にはどうでもいいのだけれど
あなたの鼓動が止まる時
僕は神にすがるのでしょう

ライブバージョンの歌詞で覚えちゃってるよね。


実は出会いのBAYSISの約一ヶ月前、9月26日に日比谷野音で開催された蓮沼で遭遇してるはずなんだけど、久々に会った友達と喋っててちゃんと見てなかったんだよね…私のばかー。けど、この蓮沼を途中抜けして行ったBAYSISでたまたま翌月Dirtyが来ることを知って、せっかく横浜に来るなら行きたいなー、対バン今日出てたバンドだ!くらいに思ってチケットを買ったので、運命ってどこで動くか分からないな、と思ったりもする。