今日もまた君について考える。

行ったライブの記録とか、残していけたらいいなぁ。

2021/9/22 OverTheDogs@立川BABEL バカの日 昼の部

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平日昼間から立川へ。思ったより人がいて良かったなぁ。
中に入ると椅子が並んでいて、ステージ前に降りたスクリーンには懐かしい写真のスライドショーが映し出されてた。BGMはOverTheDogs。札幌はプレゼントのツアーの時かな?あの衣装は魔法の時かな?なんて思い出したりして。
番号はそんなに良くなかったけど、最前真ん中のカメラ席の斜め後ろが空いてたから、そちらへ。ある意味一番正面に近かったかも。
配信を見ながらMCもだいたい書き起こしたんだけど、長すぎるものは後ろに回してます。たくさん話しすぎちゃうのも相変わらずだったなぁ。


01.オルフェウス
02.蟻と少年と内緒事
03.星者の行進
04.もしも僕がシェフなら
05.メテオ
06.ついで
07.超距離電話
08.カレーでおはよう
09.メクルの本
10.サイレント
11.愛


幕がせり上がり、既にステージに立っていたメンバーが姿を現す。星くんとさんちゃんがイントロを奏でる。つねくんが登場して、トントントンと足でリズムをとる。スタンドマイクで歌い始めるのはオルフェウス。いきなり珍しい曲からきたなぁ。ゆったり優しい歌声に早速涙腺が緩んできてしまう。
さんちゃんのギター。蟻がゆっくり歩いてるところを表現してるんだったっけ。あ、久しぶりのライブだけど、つねくんちゃんと声出てるなぁ。ギターのジャラッとした音が似合う星者の行進。丁寧に丁寧に歌ってる。

恒「お久しぶりでございます。OverTheDogsです。」
ダ「久しぶりがすぎるね。」
恒「ねー。久しぶりがすぎるし、久しぶりなのにこういう形(感染対策のソーシャルディスタンス)っていうね。」
ダ「活動休止明けましたって言って、また一年くらい活動休止してるからね。」
恒「そこに謎や矛盾があることの素晴らしさを教えたよ。」※星者の行進の歌詞
ダ「ありがとうございまーす!」
恒「今日は来てくれてありがとうございます。それから、配信を今日はやってるんですけど、配信でも見てくれてありがとうございます。今日は来てくれて、さらに配信…(買ってくれる人いるのかな?と言いたかったんだと思う)一週間アーカイブが残るので。パソコンとかで見て、後から粗探しする人とかいるのかな。ライブの会場だったら誤魔化せてたな、みたいな。」
ダ「冷静に聴かないで欲しい。」
恒「そうなのよ。それが怖くて今まで配信から逃げてきたんだけど。」
ダ「こんな感じ(縦に揺れながら)で聴いてて欲しい。」
恒「午前の部はアコースティックっていう、こういうスローなかたちで。で、夜の部はもう立って。今コロナ禍なんで、ワーッとはできないのかな。心の中でになっちゃうんですけど。夜はドラムありでやるんですけど、まずは午前の部ということで、楽しんでいってください。」

軽快なピアノの音。もしも僕がシェフなら。まずは星くんとつねくんの二人で。サビ前のところでつねくんがトントンと足でリズムをとって、みんなが入る、っていうのがなんだか良かったな。

何度も何度も聴いたピアノのイントロ。つねくんの語りが好きだったけど、この日はなし。メテオは、私が行ったバカの日ではほぼ毎回やっていたかな。この曲で恋に落ちたようなものなので、聴けて嬉しかったけど涙も堪えられなかった。メテオ、ハンドマイクで歌うのがまた良いんだよなぁ。
ついでは、君を待つついでの時間が長すぎたよなぁ、なんて思いながら聴いてしまったよ。

恒「一瞬、客席にライト当ててもらってもいいですか?結構ね、久しぶり!みたいな感じになるんですよ、こっちも。文句言ってくる人とか居ますからね、ライブ終わった後。今日のアレがイマイチだったな、つって。いやでも、そんなのめちゃくちゃね、今となればほんとにね。最初はね、ビンタしてやろうかと思ってたんですけど、今になればありがたくてね。…そうね、知ってる人が結構来てますね。ありがとうございます。…もう消してください、恥ずかしくなってきました笑 もう、いろいろ大変でしたね、久しぶりなんですけど。なんか…とりあえず今日、9月22日っていうのは、趣旨を伝えると、元々自分がヴォーカルではなくて、19歳の時にですね、ヴォーカルが居て、自分はドラムで、ベースがダイキで、まだこの二人(星くんとさんちゃん)加入前だったんですけど、当時ヴォーカル荻野彰ってヤツが居まして、とてもちょっと変わった人だったんですけど。こいつと将来バンドをずっとやっていこうって思って、2002年なんですけど、僕が19歳の時に亡くなっちゃって、ドラムをなんかずっと続けていくのもなーって思って、じゃあOverTheDogsのヴォーカル俺やるわ、って言って続いて、で、今日まで来たんですよ。で、19の時に荻野彰という人間が亡くなって、なんかまぁこういうイベントが始まって、バカの日。だからこのイベントで、悲しい気持ちになろうとかそういうことではないし、なんかね、趣旨をちゃんと伝えておくと、無理矢理荻野彰の作った曲をやろうとかそういう日ではなくて。一年に一回、なかなかね、みんな忙しいと思うし。ずーっと仲良かったのに、なんか最初のうちはね、毎日ほんとに思い出してたのに、忘れて…る日もあるんですよ。一日に一回も思い出さない日も、大人になってきて。でもこれは悪いことではないな、と本当に思っていて。亡くなった人のことを忘れるのもいいことだな、と正直大人になって思っていて。ただやっぱり、完全に忘れてしまうのは寂しいな、と思っていて。だから9月22日は、そういう人がいたよ、っていう話と、歌を歌えたらいいな、っていう…気持ちを込めて歌を歌えたらいいなっていう日です。だから本当に今日は来てくれて、配信見てくれてありがとうございます。」

亡くなった人のことを忘れるのもいいことだ、って話は、ほんとそうだよなー、と思った。完全に忘れるわけではない、思い出す頻度が減るってことだと思うけど、引き摺ってばかりでは重くて前に進めなくなってしまう。

思った以上にテンポよく進んでるね、って話からMCする?の流れで恒例のダラダラMC。サブスクの話からDVDの数え方まで。よくここまで話が膨らむものだ…。

つねくんとさんちゃんの二人で超距離電話。922の趣旨の話から繋げる予定だったんだろうけど、無駄話が多すぎたな笑 でも、曲に入るとそんなこと忘れちゃうくらいガラッと切り替わる。922で聴くこの曲は特に胸にくる。この感情は何だろう?と思ったけど、寂しさだ。寂しさの滲んだ声が胸に直撃する。叶わないと分かってるけど、そうなったら幸せだね、と思うことで、気持ちを昇華させようととしてるのかな。

次のカレーでおはようの前に、二日目のカレーは死なない菌がでてくるのでヤバイという話。二日目の方が美味しいんだよ、って歌詞が出てくる曲の前にする話か?と思っけど、そこから◯◯イチの創業の話にまで広がるとは思わなかったよね…。つねくんは二日目のカレーがヤバイ話をしたいのに、ダイキさんと星くんがどんどん違う方に持っていって、話させてもらえないのは笑っちゃう。

さんちゃんがイントロを爪弾く。
『そーんなーにつくっ…!』
つねくん、吹き出しちゃった笑
恒「ごめんちょっと…今の事故!急にあのカレーの…」
ダ「みんな絶対我慢してたんだけどー。」
恒「ごめんごめん。」
ダ「バップだわ。」
恒「ごめん、ごめんごめん。カレーがね、カレーのあの創業の話なんだったんだろうなって…ごめんごめん。」
ダ「歌える?歌える?」
恒「ちょっと水飲もう。」
ダ「歌えるのか、とりあえず今日やめとくのか。順番変えて最後に持ってくるか。」
恒「お願いします!」

え、そこ?笑いのツボ、そこ??ってなったよね笑 二回目はちゃんと笑わずに歌えました!いい曲なんだけどさ、ところどころその前のMCを思い出しちゃって笑いそうになっちゃったよ!そして、終わって外に出たらバベルの近くに◯イチがあったというオチ。

星くんのピアノにのせて、つねくんが話し始める。
恒「そういえばこの間、ダイキが居ない配信で言っちゃったんだけどさ、それダメなんじゃないの?って言われたけど言っちゃったからさ、この際言いますけれど、5月になんとダイキがお父さんになりました。」
ダ「ありがとうございまーす。」
恒「ひげおだっけ?子供の名前は。佐藤ひげおっけ?」
ダ「違う。」
恒「名前なんつーの?それは言いたくない?」
ダ「どうしようかなー。」
恒「言っていいよね?名前ぐらい。」
ダ「…いいよ。」
恒「なんだっけ?」
ダ「ゆたか」
恒「………そういうわけじゃないから。」
(どんだけダイキさん、つねくんのこと好きなの?と一瞬思ったのは内緒)
ダ「あらた」
恒「あらた。どういう想いが込められてるんですか?」
ダ「…なんか、なんとなく」
恒「なんとなく決めるの?」
ダ「画数良かったから。いろいろ出していって、画数が良かったから。新しいことやって欲しいな、と思って。こんなご時世に。」
恒「いい名前じゃないですか。」
ダ「すごいこういう話は照れるなぁ!」
恒「いや、すごい。高校生から一緒なので、子供を…すごいなー、と思って。…感慨深い。じゃあ、もう一回おめでとーっでワーッって、こころの…声は出せないから、おめでとうって言えないから、おめでとうっていうような拍手を、もう一回してあげてください。ダイキ結婚おめでとうございまーす!(パチパチ)……結婚じゃねーや!結婚、したんだろうけど。子供…ダイキ出産じゃねーもんな。」
ダ「誰の子か分かんない笑」
恒「なんだっけ?ダイキお祝いする時なんて言うの?ダイキ出産おめでとうはおかしいよね。」
ダ「ダイキ出産おめでとうは、もう俺が産まれてるよね。」
恒「え、なんて言うの?こういう時。…せ…生命を……なんて言うの?」
ダ「新しい命の誕生を、皆で分かち合い…(腕を広げる)」
恒「なげーし!超神々しいし。なんて言うんだろ?」
ダ「あのね、意外と時間がヤバイかもしれないから。」
恒「子供産まれておめでとう!」
ダ「ありがとう!」

ダイキさんに子供が生まれました!おめでとう!の流れからのメクルの本はとっても良かったな。アコースティックだとより優しい響き。ハンドマイクだからつねくんが自由に動いてるのも。サビで星くんとさんちゃんも一緒に歌ってるのに、当のダイキさんはしないんだな、と思ったり笑

恒「えーとそうだね、一応活動休止…というか、解散ですね。2021年までちょっと止まったりとかしたじゃないですか、活動休止とか。でもその間も、なんかやっぱりこう、なんだろうな、みんなで会わなくても曲をずっと書いてたりとか、星くんと…なんだろうな、星くんが一番よく会うのかな、こうやってやってったら楽しいね、とかいろいろ話してたんですけど。やっぱりね、その…バンドってね、すごい難しいんです。楽しいんですよ、バンドって。めちゃくちゃ、ほんと楽しいし。あー、でもいいや。ちょっと一回全員の声を聞いた方がいいですよね、こういう時ね。じゃあ、さんちゃん。皆さんにメッセージを。」

三「まずは今日は本当に来てくれてありがとうございます。まぁTwitterとかにも書かせてもらったけど、Twitter見てない人も居ると思うんで話すと、やっていく中でこう、それぞれの見ていくものが変わってきたりとか、音楽性とかいうとなんかカッコつけてるけど、やりたい感じも変わってきたりとか、こういう方に行きたいねっていうのもちょっとズレてきてっていうのがあって。それでこう、無理にやっていってもこう…バンドは常に楽しいものだし、バンドは人間の集まりだから、いい具合に固まってボーンといければ良い方向にいくし、ちょっと考えがズレちゃってるバンドはたぶん歪なものが出来ていっちゃったりする。そしたら、やりたい方向が定まってる人がそうやって、そうじゃなかったら無理して…別に無理じゃないけど、でも無理してやっても、それは逆にバンドにも失礼かもしれないし、という感じなのかなぁ、という感じで…ございます。…ございます。」
星「概要?…思いじゃなくて、概要?」
恒「そうだね。」
ダ「まぁ、結果的に言うと「ございました」ってことです。」
恒「じゃあ…星くん。」

星「概要に関しては今さんちゃんが全部説明してもらったところで。なんだろ、まぁ、仕事してて、みんな、嫌いな人好きな人も居ると思うんだけど、すごいんだよね、なんか…意味なく、ここ行こうぜーって目指せて、向かってこーぜーっていうパワーってほんと凄いし奇跡で。まぁでも、なんだろ、今4人だけど、そこ(フロア後方)になんかサラリーマンみたいな保険屋さんのなおちゃんがいるけど。5人で始めて、凄い奇跡的な時間をいっぱい過ごせてさ、なんかこう、(みんなと)出会えて、大きいステージにも出れたりとかして。それがもったいないとか、この時期があったから今ちょっと頑張るべきだとかっていうよりも、なんかメンバーそれぞれの幸せというか…こういうの何も考えないで話してるから着地が不安定だったら申し訳ないけど…なんか単純に、さんちゃん歌ってる時楽しそうだし、ダイキ(子供)産まれて、家族とか将来…自分もね、バンドやりながら見えるけど、自然にこうなったっていうか、なんだろう…闇もなく、妬みもなく、自然にこうやって終われる…終われるって変だな、自然にこうやって楽しく最後に向かっていけるのもまた凄い奇跡だと思ってて。なので、なんだろう、全然人生において諦めたとかではなくて、もっと楽しい人生を歩もうっていう意味での決断なので、まぁそれぞれね、きっと出会ったからには人生に足を踏み入れているわけで。つまり、みんなダイキのことを何してるのかなぁって考える時間も、さんちゃんが相変わらず歌ってんなぁとか、まぁ二人(つねほし)はなんか面白いことやってるなぁとか、そういう、せっかく会ったからには、これからも思ってくれたら嬉しいなぁ、と思っております。なので、みんなも良い人生を過ごしていけたら良いですな。以上です!」
恒「ありがとうございます…ダイキ。」
ダ「………概要を話したでしょ。」
星「今、何キロ?」
ダ「今何キロ?」
星「俺まだ出会った頃まだ80台だった。」
恒「あー、確かに。」
ダ「それはないっしょ。」
星「80後半だよ。88か89だったと思う。…もーいいか、脱線した。ごめんごめん。」
(これ、話すまで間が空いたダイキさんのフォローだったと思うのです。)

ダ「そうねー…たぶん、こうやって自分が人の前でベース弾いたりっていうのは、OverTheDogs以外ではもうないかな、と思っているので。もう簡潔にね。今までもこれからも、OverTheDogsだけです。…今後もね、また来年、922。俺は、居るかどうか分からないけど。922やるよって言ってね、お、じゃあ俺、出ようかなっつって。ダイキちょっと最近ダメかなぁ、全然体重落ちてないからなぁ。とか言われる可能性もあるし。なんかダイキ最近ちょっとハゲてきたんじゃね?ってなるかもしれないし。まぁ分からないけど。あの、佐久間さんがね、OverTheDogsってジャンルにすればいいって言ってたの。バンドがね。(恒「佐久間正英さん」)だから、ワールドカップ的な。ワールドカップ見るけど、別にヨーロッパのサッカーとかJリーグとか全然見ないよ、でもワールドカップ見るよ、的な。バカの日はやるよ、みたいなね。…です。…じゃ、着地しようかな。これからも一緒に遊ぼう。…え?着地ができてないなぁ。…こんな感じでいいかな?これからもよろしく!」
星「誰に?」
ダ「みんな(他の3人)を。そしてみんな(お客さん含め)を。ありがとう!」
ダイキさん、ずっとつねくんの方を見て話してたのが印象的。

恒「まぁそれぞれ思いがあったりとかして、自分もなんかバンドを、こういうなんかドラム、ギター、ベース、ピアノ、みたいなバンドをやるのは、もうOverTheDogsで最後かな、とは思っていて。バンドはこれで自分ももう、バンドっていうかたちは辞めようと思ってます。ただ、なんだろう、本当に、曲が消えるわけじゃないし、メンバーが生きてれば、会えるじゃないですか。だから曲を無理矢理なかったことにする必要はないし、なんだろう、時間も開ければ、もっと楽しく、今もほんとに楽しいんだよ、楽しいんだけど、もっと楽しくスタジオ入ったり音楽のことができるんじゃないかなっていうところもあるので。そのためには、ちゃんと区切りをつけて。で、9月22日はさっきも話したけど荻野彰という人間も居て、そのまま忘れられてしまうのは寂しいし、OverTheDogsももちろん忘れられてしまうのは寂しいので、みんなで好きな人だけ集まって遊ぼうぜっていう日なので。OverTheDogsはまぁ、ハッキリ言って解散です。解散なんですけど、でも死んだわけではないし、なくなるわけではないので、もし気が向いたら、まだ今日夜の部もあるし、曲も何曲か残ってるけど、今後ともね、メンバーの人生もそうだし、今後とも音楽活動を続けていく自分もさんちゃんも、見ていってくれたら嬉しいなと思います。なので、解散だけど、OverTheDogs独特で、ジャンルでいいじゃないかっていう、佐久間正英さんと仕事させてもらった時に佐久間さんが言ってたけど、辞めるかたちも、年に一回は蘇るっていうかたちで、解散だけど続けていくので、今後ともよろしくお願いします。今日は本当にありがとう。…もっと上手く喋る予定だったんだけど、やっぱ喋れないな。」

みんなの気持ちを聞いた後のサイレント。人は同じだけど同じじゃないから難しいんだなぁ、って。つねくんに吸い込まれそうになりながら見てしまったよ。

最後、つねくんが言葉を探りながら話し出す。
恒「本当に、もうちょっと上手く喋れるはずだったんだけど、上手く話せなかったんですけど。あの、そう、でもほんと、これしか言えない。なんか、一言でごめんなんですけど、ほんとに、一瞬でも関わってくれてありがとうございました。あの、なかなかそんなに元々は、最終的に人と喋れるようになったんですけど、元々は人ともあんまり喋れなかったりとか、今でも多分すごい偏屈な人間ではあると思うんですけど、こうやって音楽作ったりとか、メンバーもそうだし、やっぱり音楽、誰か聴いてくれる人がいないと自分は絶対作らないんですよ、音楽は。一人で作ってるから気持ちいいなんてことは多分全然なくて、誰かに聴いて欲しいって思いながらずっと作って。だから、カッコ悪い言い方をすれば、すごい承認欲求の塊で、誰かこれ聴いて気持ちよくなってくれないかな、とか、いい気分になってくれないかな、とか思ってずっとバンドを続けてきて音楽を作ってきて。だからもう配信見てる人も、今日ほんとに来てくれた人も、本当に、関わってですね、自分の言ってることとか、声とか、ほんとはね自分の声もあんま好きじゃないんですよ、今言うと。ほんと苦手だったんですけど、でも、ちょっとだけ昔よりも好きになれたし、本当に関わって少しでも耳を傾けてくれて、ありがとうございました。本当に、ありがとうございました!」

つねくんが話してる時は星くんがピアノを弾いていることが多いけれども、支えになってるというか、そのおかげでつねくんが話しやすくなってる部分もあるのかなー、なんて思った。最後は愛。一番は星くんのピアノにのせて。サビのダイキさんのコーラスが支えるように響く。二番からさんちゃんとダイキさん。音数の少ない、歌を主軸にしたシンプルなアレンジ。つねくんにとって大切な曲だからこそだな、と。すごく綺麗に終わったので、もうこれで良いな、アンコールを求める拍手は邪魔だな、くらいに思った。案の定、再び出てきてくれたけれども、最後だからこそ愛で終わりたいから、ということでアンコールはなし。

恒「アンコールありがとうございます。…なんだけど、この後、もう一回ライブあるんですよ(小声)。で、ここでもしかしたらね、帰らなきゃいけない人とかもいるだろうからほんとはやりたいんですけど、ライブあるんですよ(小声)。で、ほんとに、今回、アンコールを、最後だからこそ愛で終わりたいなって。特にアコースティックはね。あの曲って、デビューをさせていただいた時に編曲して、テンポを上げてね、それはそれで全然好きなんですけど。すごい葛藤した曲なんですよ。その、スローがすごい好きで。ゆっくりなバージョンが自分はすっごい好きで。で、アコースティックで、このメンバーで最後…さっきも言ったけど来年もあるかもしれないから、なんか別に変な、悲しい気持ちにならないで欲しいし、ならないようにしてるんですけど、最後やるんだったら、自分は愛で締めたいなと思っていたので、歌はこれでおしまいです。でも、ちゃんともう一度、全員でありがとうは言いたいので、出てきました。せーの、で言うか、じゃあ。学校みたいだけど。せーの。」
「「「「ありがとうございました!」」」」


【ついでと超距離電話の間のMC】
恒「思ってる以上にさ、こういうのはやっぱりOverTheDogsならではのMCをしていい?今から。思った以上にさ、テンポが良くてさ。あっという間に終わっちゃいそうで今ビクビクしてるんだけど。すっごいテンポ良くない?今日。いつもダラダラしてMCで30分くらい喋って、全然曲をやらないじゃないかって怒られたりするんですよ。ね、テンポがすごくいい、今日。」
ダ「まぁいいんじゃない?すごろっくで4時間とか5時間とかやったんだから。」
恒「そうなんだよ。そうそういつもダラダラ長くなっちゃうから。今日はちゃんと曲を聴いてもらえれば。」
ダ「MCする?」
恒「MCやるって言ってやるもんじゃないよね。」
ダ「今からMCやりまーす!つって。」
恒「それすごいハードル上がるって。ここ(会場)にいる人たちはまだ空気が伝わるからいいけど、配信で見てる人たちは、こいつら何だって…」
ダ「配信先は自由に酒飲んでるかもしれないしさ。」
恒「まぁそれはそれで楽しいよね、家で。なんか昔、映画館とか結構行ってたんですけど、マジで行かなくなった、コロナ始まって。で、前までDVDを借りて、10本とか借りて、Blu-rayとかDVDとかあるじゃないですか。あれをTSUTAYAとかに行って借りて…」
ダ「買わないんだ?CD買えとか言うのに、DVDとか借りちゃうんだ?」
恒「CD買えとか言ってなくね?俺、強く。お願いしますって言ってんだよ。…解散、か?」
ダ「方向性の違いか?」
恒「違いか?…借りて、」
ダ「何本くらい?」
恒「10本。マジで10本とか。」
ダ「10本中、映画は何本借りてんの?」
恒「映画以外ないから。」
ダ「え?」
恒「え?……そういう話する??」
ダ「Axxxx Vxxxx」
恒「あー…そっちか。あれを一生懸命選ぶと、すげー真剣になっちゃうから。」
ダ「真剣になっちゃう、じゃねぇ!」
恒「真剣になっちゃうだろ。もうやめようぜ、このMC。」
ダ「それは後で楽屋で話そうか。」
恒「そうだね。」
ダ「アーカイブが残っちゃう。」
(詳細に残してごめん笑)
恒「やっぱね、サブスク系はすごいですね。おじさんみたいなMCしてるけど。借りなくなってしまったよ、おじさんは。」
ダ「ついに?買いもしねぇし、借りもしないし?月額ですか?」
恒「月額になった…みんな月額ですよね?たぶんね、もうね。ちょっとまたライト点けてもらっていいですか?客席。未だにDVDとかCDレンタルしてる人います?(ダ「買って見るよー?」)サブスクの人は?…ほら、こういう時代だよ。」
ダ「あれまぁ。」
ダ「この間、でもラジオで小峠が良いこと言ってたよ。ことぅーげが。CD買えって言ってた。アルバム一枚を作るのに、バンドの人たちがいろんなメッセージを込めてると。この曲順で聴いたらいい、と。でも今や、もはやイントロ良くなかったら飛ばしちゃわない?って。」
恒「そういう時あるよね、正直。」
ダ「捨て曲、みたいな。」
恒「バンドマンでさえあるもんな。長ぇなこのイントロ、って思うことが。自分で作った曲あとから聴いて、長ぇなこのイントロって思ったり。」
ダ「俺はあんまりそういう風には思わない。」
恒「俺も思わない。今嘘ついたわ。思ったことないわ。もっと長ければいいのに、イントロって思って生きてる。」
ダ「それはないな。」
恒「5分くらいねーかなって。」
ダ「イントロ長いなぁって思ってたらインストで終わっちゃう時とかあるよね。あ、歌ないんだ、って。」
恒「MIYAVIさんとか?ドゥンドゥドゥン…って。」
ダ「………」
恒「あ、disってないからね、大好きだからね。…なんで喋んないの?二人とも(星くんさんちゃん)…なんか、最近どうですか?」
星「DVDってさ、本なの?」
恒「へ?」
星「1本、っていう単位なの?」
恒「1DVD。」
星「枚、とかじゃないかなって、ずっとその目線で見ててなんかもう…でもでも映画って考えるとテープで撮ってるからみたいな感覚で。」
恒「星くんのそういうところね、好きじゃない。」
ダ「方向性の違いが出ました!」
恒「方向性の違いが出ましたね。そこじゃないじゃん、今一番大事なのって。」
星「ずっと気になって、なんか。映画撮るのさ、テープ使ってるから、本っていうのはいわれとしてありそうだけど、物理的には枚じゃん。でも、VHSにしたら…」
恒「ウサギだって一羽二羽っていうけど、羽根生えてねぇじゃん。」
ダ「それはちょっと違うんじゃない?」
星「それはあるじゃん、ちゃんと歴史的な意味が。今、本っていうのはさ…」
ダ「だいぶ深くなってきちゃう…笑」
恒「本ってその…ディスクだけを言って…」
星「ちょっと電気つけてもらっていいですか?」
またしてもお客さんアンケート!笑
ダ「一本だと思う人と、一枚だと思う人?」
星「本派と、枚派で分けたい。みんなを今。」
恒「DVD一本の人?…おーっし!きたぁ!一枚の人?(星「負けだわー…」)…勝ったよな?」
星「本の人は、VHSを知ってる人たちでしょ?絶対。絶対に。…知ってる側、こっからこっち(ステージ側)も知ってる側だから。」
ダ「でも作品…違うな、やめとくわ。」
星「ごめん!今、話がとんでもないや。」
ダ「でもTSUTAYAとかってどう書いてあんの?」
恒「じゃあ作品って、今キレイかも。一作品、いいじゃん。何作品借りたの?」
星「統一できた、今。」
恒「いい、それいい。」
ダ「伊達に歌詞書いてないじゃん。」
恒「何作品、何絡み……やめよう。」
星「これ多分、配信の人はお客さんの笑い声一切聞こえないんで…」
恒「そうかそうか。今、楽しいよ、すごい。」
ダ「じゃあ、今この会場と、配信を見てる人たちは、これからDVDのことを…」
恒・ダ「「一作品」」
恒「で、よろしくおねがいします。…じゃあ、いこうか。」
ダ「それ、いち作品…ひと作品…?」
恒「長い!」
星「そういうとこ好きじゃない。」
恒「そういうとこ好きじゃないわ俺も。」
ダ「だから解散すんだよ!笑」

【カレーでおはようの前のMC】
恒「ちょっとだけ喋っていいですか?カレー…の歌を歌うんですけど、昨日衝撃的なことを言われて。ちょっと、なんか…悲しい気持ちになってるんですけど。カレーって二日目ってヤバイの知ってますか?死なない菌が出てくるんだって。」
星「…衝撃すぎた。」
恒「衝撃すぎたでしょ。テレビでやってたらしいんだけど、カレー二日目ヤバイらしいよ。」
ダ「それ、聞きたくなかった。」
恒「聞きたくなかったよね、俺も。」
ダ「じゃあ、お前がなんで聞きたくないなってことを今聞かせちゃうなー。」
星「菌はそれはどういう効果なの?どういう菌なの?」
恒「俺もそれ以上聞きたくないから耳を塞いだんだけど。」
ダ「お前、そこを塞ぐんじゃねぇよ。そこを全部聞いてきた上で、振ってくんないと。」
恒「いや、これで謎を残しておいた方が、みんな毎日が充実するじゃん。あー、そんな菌がいるんだな、って調べるでしょ。図書館行ったり。」
ダ「まぁ、結果美味いからいい。」
恒「美味いからいいんだけど、二日目からヤバイんだって。」
ダ「お腹壊す系?」
恒「身体壊す系じゃねーの、菌だから。元気にはならないでしょ。二日目のカレー食ったら元気にならないよ。」
ダ「絶対ヤバイじゃんだって。アボカドであたっちゃうんだよ?」
恒「ちょ、それ治ったのよマジで。前に言いましたっけ?昔、アボカド食うと救急車レベルで蹲ってたんですよ。もうダメだ、つって。」
ダ「調べたよね。」
恒「毎日食ってるよね。」
ダ「アボカド調べたじゃん。ほんとにアボカドでお腹痛くなるのかな?って調べたら、リスとかハムスターにあげちゃいけない、って書いてあって。」
恒「小動物。」
ダ「そう、小動物。」
恒「小動物にあげちゃいけないって。胃がそうだったんだろうね。でも、胃がもうちゃんと人になりましたよ。ゴム科、超怖い。ゴム科の食い物。結構アレルギーが出るんですよ、気をつけてくださいね。…ちげーよ、カレーの話してるんだよ。カレーがね、二日目がヤバイらしいんですよ。で、ウチ、カレーを20食くらい作るんですよ。20何食、寸胴で作るんですよ。で、冷凍庫にカレーの段をドゥラララッと入れて。」
ダ「お店やってる?」
恒「ほんと、見せたことあるっけ?冷蔵庫。」
星「業者だった。」
恒「業者みたいにカレー作るんだけど、俺の身体大丈夫かな?って。」
ダ「でも、冷凍しとけば大丈夫じゃね?」
恒「そう、そういうことも歌っちゃってるんだけど、無い知識で歌詞書いちゃったから、二日目の方が美味しいですって、でも二日目のカレーが…」
ダ「冷凍しとけば大丈夫だよ〜♪」
恒「バカにしてるでしょ。おんなじバンドなのに。」
ダ「ほんとは菌が〜♪湧い〜てるよ♪つって。」
恒「そこの歌詞のところでみんなそこをさ、思い出して笑っちゃうじゃん。ニヤニヤしちゃうじゃん。」
ダ「笑ったら、バップだよバップ。明かり照らしとこーぜ。」
恒「まぁでもね。カレーが好き…前はそんなに好きじゃなかったんですけど、カレーが好きになって、カレーね、いいよ。カレー。でも、お店で食べる気にならないのはなんでだろう。すっごい安いよね、おうちで作ると、カレー。」
ダ「え、値段の問題?」
恒「値段の問題もある。だってさ、どこの会社とは言わないよ。何イチかは言わないけどさ。カレー、星くんは大好きなんだよね、何イチが。なんかね、溶けてるとはいえサラッサラの何も具の入ってないカレーが出てきてさ…」
ダ「これ見よがしにトップングしませんかってね。」
恒「そう、そしたらもうさ、すごい値段になるじゃん。一食。」
ダ「うん。2〜3000円ぐらいいっちゃう。」
恒「いくよね。ほんとに。…いやいや、3000円はいかないけど、2000円近くはいくのよ。」
ダ「だってほうれん草入れたいでしょ。」
恒「それは人それぞれで…」
ダ「茄子も入れたいでしょ。」
恒「入れたい、ダイキはね。」
ダ「カツは…2〜3種類いっときますか、っていう。」
恒「知らねーよ。知らねーのよ。」
ダ「で、揚げられてない肉も食いたいなってなるじゃん。」
恒「肉ばっかだな。」
ダ「で、玉子も入れときますかってなるのよ。」
恒「カロリー。」
ダ「え?」
恒「すごいね。」
ダ「そう。高いんだけど、あれそれって…グランドマザーカレーってのが出るの、定期的に。どこのお店とは言わないけど。それは具沢山。それを俺はすごくオススメをしている。」
恒「なんだ…違う、聞いて、だから。」
ダ「ここ一番でそれをオススメして…」
恒「名前!」
恒「…でね、あのサラサラの…あれすごくない?ちょっとまた電気つけてもらっても良いですか?これ、どうなってるのか分からないけど。配信の人は見てもらわなくてもいいんだけど、なんか変な空気のところだから。あの、外でカレー食う人の神経が信じられない人は手を挙げてください。…あ、(自分と)二人だわ。一人だけ居た。外でもカレー食うよ、は?…あ、食うんだ。」
ダ「でもカレーの種類にもよるよね。インドカレーってさ…」
恒「あー、それはいい。」
ダ「ナンだ。」
恒「それはいい。ナンが、マジのインド人が、ガチめなインド人が、なんかヨーグルトみたいな飲み物あるじゃん。」
ダ「ラッシーね。」
恒「ラッシー。アレとか付けてくれる、なんかもうほんとに、カレーに命かけてる感じのカレー屋はいい、それは。空気もいいから。なんかチェーン店みたいなところ入って、そのトッピングを重ねていくうちに2000円いきました、みたいなカレーを食う人ってセレブだな、って思いながら生きてる。カレーっておうちで一食100円くらいで食べれるからね。…今日、最後です。大丈夫ですか、この空気。今日最後だけど、でも喋らせて。カレー。で、二日目のカレーがダメなわけでしょ。じゃあ、コ…なんとかイチはさ、毎日その日に作ってるってこと?」
ダ「それは…働いてみないと分からない。」
恒「どうなんだろう。」
星「出来上がったものを、レトルト的なものを、お店で鍋に入れて温めてるんだけど、このレトルトのシステムは長くなるけど話してもいいかな?」
恒「いいよもう。話してくれ。」
星「これあの、普通の店舗は売上をバックなんだけど、CoCo壱の社長が出来た人で…」
ダ「いやいや、もう名前出ちゃってる。」
星「…ハハハハ、それが、⚪︎イチが、まずレトルトを仕入れる時点でもうアガリは全部自分で儲けてないと、つまり本社としてはレトルトを支社が買ってくれた時点で、そのアガリでもう本社の喜びと。で、下の方も買ったから、あとはもう好きに売っていいと。つまりなんだろう、売上に応じてのマージンとかではなくて、卸業者と店舗、みたいなやり方をしていて、それが凄い信頼関係を今築いて、元々喫茶店だったのね、◯イチは。」
恒「ちょっ…ちょっと待って。何の話、今。二日目のカレーを出してるか出してないかだよね。創業の話じゃないから。」
ダ「お金の話をしている。」
恒「マージンがどうとか関係ないよね。」
ダ「ビジネスの話だな。」
星「初め喫茶店で始まって、コーヒーを出してたんだね。で、カレーを作ったら、近所ですごい評判になったと。それでカレーをやればいいじゃん、ってなって、どんどん広がっていったのが、こいつらなのね。」
恒「…まいっか。そういうところは好きだよ、星くんの。」
ダ「じゃあ俺の好きなところ言ってみてくれ。」
恒「なげーな。今、いく空気を作ってたんだよちょっと。」
ダ「じゃあちょっと、去ります。」
恒「でもいいや、せっかくなんで。最後なんでね、一応。今日、節目だから、一回。」
ダ「それだって、また最後に喋ることになりそうだもん。たぶんね。」
恒「明かすんじゃねーよ、最後。」
ダ「いや、たぶんね。俺のカンでは。まだこの後にあるかもしれない。」
恒「そこでいいよ。そこにまた金の話戻ってくる。」
ダ「そうしよう。いや、金の話もしようとしてない。…やってください!」
恒「…宴会じゃねーんだ。…じゃあ、カレーでおはよう。」


書き出してみたけど、なんなのコントなの?ってなったよ…笑 MC長すぎて怒ったのは、持ち時間30分とかなのに4曲しかやらなくて、そのうち2曲はカバーで、さんちゃんが免許合宿でいなかったnestのライブくらいだぞ。2015年6月25日だったらしいぞ。ずいぶん長いこと話のネタにされたものだなぁ…。曲削らなければ、話聞いてるのもおもしろいから良いんだけどね。