今日もまた君について考える。

行ったライブの記録とか、残していけたらいいなぁ。

2018/1/8 OVER THE DOGS@下北沢CLUB Que


活動休止前最後のライブは、ステージ上の人たちまで酔っ払いの、楽しい新年会でした!最後ギャン泣きしちゃったけどさ。

基本ルール

  • サイコロを振って止まったマスのイベントをやる。
  • ピッタリ止まるまでゴールできない。
  • 今年はチーム戦。メンバーを2チームに分けての対抗戦。
  • 演奏のマスに止まった場合は、もう2回サイコロを振って、その数で曲が決まる。(すごろくの真ん中に曲目リストがある)

▼今年のすごろくはコチラ

・司会とドラム:田中直貴
・サポートドラム:比田井修

チーム分けは下記の通り
⇓少林THE木人拳(樋口、星):先攻
⇣タマコーズ(恒吉、佐藤):後攻

【すごろっく①】
♪つきもの
スタート
 ⇓4
初夢の話(樋口)
 ⇣2
♪当たり前の事
 ⇓3
即興ソング(星:お題「酔っ払い」)
 ⇣2
初夢の話(恒吉)
 ⇓5
♪おとぎ話
 ⇣5
カラオケ(佐藤:winter, again/GLAY
 ⇓4
あれでもの話(樋口)
 ⇣6
♪生ハム オン ザ メロン
 ⇓4
キリンと一夜を共にした話(星)
 ⇣1
あれでもの話(恒吉)
 ⇓4
カフカ
 ⇣2
カラオケ(恒吉:愛のことば/スピッツ

【かたろっく】
・ライフイズビューティフル
・愛(バラードVer.)
・蟻と少年と内緒事
・メクルの本
・メテオ
・うた
・本当の未来は
※ライフイズビューティフル〜本当の未来は Dr.田中直貴

・儚々な
・愛(トイウ、モノガ、アルナラVer.)
・セロリは嫌い(恒吉&田中パート)
・SECRET DIVE

【すごろっく②】
 ⇓4
♪LOOPER
 ⇣4
ナイヤガラ(恒吉、佐藤)
 ⇓3
ナイヤガラに戻る(樋口)
 ⇣6
♪桃色ダイキ吐息(アコースティック)
 ⇓2
♪チョコレート
 ⇣4
♪確信犯
 ⇓1
乾杯
 ⇣1
ナイヤガラに戻る
 ⇓2
ナイヤガラに戻る
 ⇣2
♪「おはよう、いってきます。」
 ⇓1
即興ソング(樋口、星:お題「トイレ」)
 ⇣2
♪どこぞの果て
 ⇓2
乾杯
 ⇣5
ゴール
スターフィッシュストーリー
♪パンダの名前に似た感情
♪無駄遣い

  • オープニング曲はつきもの。やりますか?振りますか?ってサイコロを持って問いかけるように歌うつねくん。このイベントにピッタリの選曲だね。そして、すごろっくには司会がつきものです!と、なおちゃんを呼び込む。獅子舞と門松が刺さった、おめでたい感じの日の丸ハットを被って「あけおめー!!」とテンション高めになおちゃん登場。スーツでオカマキャラになってたけど、スーツか袴で来て、の聞き間違いだったらしい。ひどい。笑
  • 新年なので、鏡開き。樽酒と枡を差し入れさせてもらいました。お礼は後ほど。割った瞬間にお酒が結構盛大に跳ねちゃって、ごめん!ってなった。活動休止しちゃうけど、必ず戻ってくるという約束のお酒です、って言ってくれて嬉しかった!お酒あんまり飲めない星くんが放った「水みたいだね。」は忘れない。
  • さんちゃんは、初夢は覚えてないけど、最近また新垣結衣さんが夢に出てきました、とのこと。でも、最終的にフるらしい。
  • 初っ端にバラードの当たり前の事が出ちゃって、ちょっとやり辛そう。修さんがイントロ始まっても、Aメロ始まっても、譜面を探してる。生感、とは。でも、当たり前の事は久々に聴けてよかった。当たり前の事がすべて当たり前に続きますように。君のための歌がどうか世界中に響きますように。私にとっての当たり前は君たちの歌が響く世界、なんだけどな、と思ったらちょっと切なくなった。
  • 即興ソング、星くんはほろよいで泥酔。
  • つねくんの初夢。絶対変な空気になるから!ってことで、星くんの軽快な伴奏に乗せてラップ調で。荻野くんが出てきたんだって。詳細は省こう。
  • おとぎ話!夏ぶりくらいに聴けた!すごろくから演奏へ、空気がガラッと切り替わるのが凄い。手振り多めで、久々に一緒にボタンを押せて、良かったな。
  • ダイキさんのGLAYは最高(笑)本当はワンコーラスだけだったらしいんだけど、気持ち良さそうだから、って放置されたらしい。修くんが飽きたって、ってことで終了。
  • あれでもの話は忘れました。ごめん。
  • 生ハムオンザメロンがどうしても生ハムオンザレモンになっちゃうなおちゃん。
  • 星くんがウイスキー飲みつつキリンとお話した夜のこと。二階に住んでるんだけど、窓を開けるとちょうどキリンの顔があって。キリンを中に入れるとキリンの顔が三階になっちゃうから、外で。キリンにも悩みはあるようだ。でも、キリンにコブはありません。朝には帰っちゃうキリン。さんちゃんが実はキリンを見つけちゃったんだけど、内緒にしてくれたんだって。ありがとうね、と。
  • あれでもの話のはずが、つねくんがキリンと一夜を共にした話に。こっちのキリンは喋れなくて、表情とか舌を出したりで、コミュニケーションを取るらしい。背中に乗せてもらって出かけようとしたけど、ヘルニア気味とか。キリンのビールに大喜びした、とか。でも、実はそのキリンってさんちゃんだったんじゃないの?って。たしかに顔キリンに似てるかも。笑
  • カフカ聴けたの嬉しすぎたよね!ちゃんと指でカウントもしてくれたの最高。
  • つねくんのスピッツは良いです。フロアに降りて歌ってた。音聴きづらかったってのもあるみたいだけど、こういうの良いよね。


先攻の少林THE木人拳が、あと少しで上がっちゃう?というところで、修さんがドラムセットの後方にあった『すごろっく2018』の看板をクルッと回す。すると現れたのは『かたろっく2018』の文字。ここからは、OVER THE DOGSについて語るコーナーです、と。


すごろくの裏面にはバンドの年表が書かれていて、それを少しずつ読み進めながら、いろんなエピソードを話してくれました。そして、各メンバーの思い入れのある曲を演奏していく、というスタイル。一番下には『20XX年 活動再開を発表』の文字が。早く来い20XX年。ドラムはなおちゃんに。

  • OVER THE DOGSの名前の由来。ラジオとかでよく聞かれていろんな嘘も混ぜて話してたけど、本当は、荻野くんがLed Zeppelinが好きで、ツェッペリンを超えようぜ、でオーバーザツェップ。でもジャンル的にちょっと違うのと、前にやってたバンドの名前にも犬が入ってたのと、荻野くんとつねくんが二人して小学生の頃から好きだったスピッツも犬だし、ということで、オーバーザドッグスに。まさかのスピッツ。小学生って流行りの曲しか聴かないじゃないですか、でもその頃に荻野彰はエレカシとかスピッツとか聴いてて。スピッツだったらみんな、ロビンソンしか知らない。でも、名前をつけてやるって名盤があって、そういうのを聴いてた、と。本当にこの二人は小さな頃から仲良しで、刺激を与え合ってたんだろうなぁ。
  • つねくんとダイキさんが同じ高校(多摩高校)で、とりあえずサポートやってみない?って感じでダイキさんを誘ったのに、気付いたら正式メンバーになってた。
  • さんちゃんは、ネットのメンバー募集サイト(バンドの出会い系とか言ってた)でギター歴4年って書いてあるし、好きな音楽を見ても上手そうだったから声をかけた。でも実は、ギター歴4年というかギター所有歴4年だった…。前のギターの脱退ライブの打ち上げで、辞めるのにチヤホヤされてるのが気に食わなくて、勢いで加入決定。もう次のギター決まったもんね!辞めた後どうするの?じゃねーよ、辞められた後どうするの?だよ!には納得。スタジオに入りもせずに、バンドはフィーリングだぜ!って決めたけど、実際スタジオに入ってみて、さんちゃん全然ギター弾けないんだけど!?ってなる。
  • ライフイズビューティフルは、星くんが加入を決めた曲。さんちゃんと同様、ネットのメンバー募集を見て声をかけた星くんが最初に送ってもらった曲で、なんていい曲なんだ!って思ったらしい。本当に、すごくいい曲。星くんは実はピアノをやったことがなかったけど、ずっとやりたいと思っていた。当時の星くんは金髪で坊主で眉毛がなかったらしい。チェコの優心くんに久々に会った時に「星くんなんでそんな絵描きみたいになってるの?」って言われた話はいつ聞いても面白い。
  • 愛はつねくんにとって思い入れがある曲。エピソードはなんとなく割愛。星くんが入った頃にやってたバージョン。切実なかんじの暗めのアレンジ。私はこっちの愛が昔ネット上がってたのを先に聴いてたから、音源のバージョンを聴いたときはちょっと困惑したんだよな、ってことを思い出した。
  • 蟻と少年。さんちゃんはここのイントロがお気に入り。蟻がエサを運ぶ情景をうまく表現できた、と。なおちゃんが叩くの初めて聴いたかもしれないなー。
  • メクルの本のイントロがさんちゃんはどうしても弾けなかったらしい。実はレコーディングで弾いてるのは…。
  • メテオ。星くんはAメロがタイミングずれちゃって苦労してた時期があるとのこと。なおちゃんが、俺のせいだよね、なんて言うからか、二人して見つめ合いながら演奏。メクルの本もメテオもなおちゃんが抜ける前に散々ライブでやってた曲で。音源になってなかったのに。だから、なおちゃんドラムで聴けたのが凄く嬉しかったなぁ。
  • うたといったらなおちゃん!本当に楽しそうに叩くんだもん。なおちゃんは叩くときの表情を褒められがちだけど、ドラムのこともなんか言って!ってどこかで嘆いてたような。
  • うたと本当の未来はの二曲は、なおちゃんが好きだから、ということでセレクト。あの頃のライブみたいな流れだね。最後のサビ前、ダイキさんとさんちゃんが目を見合わせて跳ねるところ、大好き。つねくんがシールドを丸くして覗き込むのも大好き。
  • そして、なおちゃん脱退。ドラムは修さんに。エビみたいに顔赤いし、なんか寒いとか言って上着着ちゃってるけど。
  • ダイキさんが、他の○○○○系にはこんないい曲作れない!って思ってるのが儚々な。
  • 愛はトイウ、モノガ、アルナラバージョンも自分的に納得して作ってるから気に入ってる、と言うつねくん。それぞれの楽器がコードを奏でていなくて、全部の楽器を合わせるとコードっぽくなるアレンジらしい。ハンバーガーみたいだね、と。
  • セロリを少しだけ。なおちゃんの音外れてる感が良いのに、ライブでやってたらだんだん上手くなってきちゃって、逆につまらない、なんて。でも好きだよ。オバケは嫌いだよ、って高らかに歌い上げるの。
  • ダイキさんは好きな曲なのに、OddPublicAssociationに持っていかれちゃって出来ないから、とSECRET DIVE。私もこっちバージョンのほうが好きだな。あっちもカッコイイんだけどさ。可愛いし、逃避行感が出てるので。
  • かたろっく最後に、活動再開に向けてのみんなの思いを。つねくんの、言葉がどんどんとめどなく溢れ出て来ちゃって止まらないかんじの話がとても好き。自分が一番カッコイイと思ってるのがOVER THE DOGSだから。止めることは辞めることではない。さんちゃんのギターが凄くカッコイイことも、星くんのピアノが素敵なことも努力家なことも、ダイキに才能があることも、全部伝えていきたい。
  • 自分たちの音楽と、メンバーをとても誇りに思っているのが凄く伝わってきた。自分からバンドを辞めることはない、と言い切ってくれたの、嬉しかったな。365日毎日思い出すことはしなくていいけど、3日に一回くらい、SNSとか見たら更新してるなー、とか気にしてくれたらいいな、って話で、3日に一回は割と多いよ寂しがりだなぁ、と思ったけど、結局わたしは毎日思い出して365日経ってしまうような気がするよ。
  • すごろっくに戻ってLOOPER。なおちゃん「タオル回すやつ?」それそれ。
  • ナイヤガラに戻りすぎなのは嬉しいんだけど、ナイヤガラが中身なさすぎて覚えてない。
  • この終盤で出ちゃう、桃色ダイキ吐息。持ってるね!演奏はさんちゃん。とても力強い歌声でした。笑
  • チョコレート!リリースツアーぶりじゃない?って言ってたけど、たぶんその通りなんだよ。みんなで手拍子、楽しい。歌詞がとても好きなんだよー。
  • 確信犯。この曲好き、ってなおちゃん。とあるプロデューサーが…って話し始めるから、××さん!って言ったら、××さんって言うな!って怒られた。笑 それ、拾っちゃダメなやつ。荒々しい感じがより強く出てたような気がするなぁ。
  • 今日みたいな日にぴったりな、「おはよう、いってきます。」いってきますを見送るのか、と思ったけど、絶対に帰ってくる「いってきます。」だもんね。いってらっしゃい。
  • トイレ行きたい、って呟いたら拾われて即興ソングにされたのが私です!まじか。さんちゃん、とても臨場感あふれる歌詞だったよ!泣
  • どこぞの果ては一年くらいほぼ毎回ライブでやってたような気がするんだけど、全然飽きなかった。全部飛んでいけー!って感じな歌い方。
  • もうピッタリじゃなくても越えたらゴールにしちゃおう、ということで。乾杯からの、遂にゴール。スターフィッシュストーリーを聴きながら、終わっちゃうのがとても寂しくて。世界中に降った流れ星の夜は、次にいつやって来るんだろう。
  • ミュージシャンは飽きられる不安!暴走パンダ。活動休止って、休止する側の方がきっと不安だらけだと思うんだよ、実際。めちゃくちゃオラオラしてたけど。
  • 今日は最高の無駄遣いでした!って。この曲の前のMCで泣きすぎてあんまり覚えてないんだけど、このくだらない世界にどれだけ絶望しても、君たちの音楽が鳴っている世界ならもうちょっと生きていたいな、ってぼんやり思った。


20代の若い子に一瞬人気になってなんとなく上手くいっちゃうんじゃなくて、いくつになっても、死んでても生きてても関係ないような、そんなうたを歌いたい、と。
自分たちの音楽と、メンバーとの絆の強さに絶対の自信を持っていて、自分たちの中の正義を貫き続けた結果、が今のOVER THE DOGSなんだと思う。休止期間は活動中よりもある意味大切な時間だ、っていうのは星くんが言ってたけれど、一度止めて、俯瞰して見てみるっていうのも必要なのかもしれないね。ずっと突っ走ってきたから。長く続けていくための、おやすみ。
いいバンドだから、もっといいバンドになって帰ってきてくれるんだって。絶対に戻ってくるっていうのをちゃんと信じさせてくれる、そんなこの日の終わり方だった。信じて、待ってるからね。




今までのすごろっくでも、小さい樽とか、中身鬼殺しパックとかで鏡開きはしてたんだけど、活動休止前最後だし、大きい樽で盛大にやってもらいたいなー、と思って、いろんな人たちの協力を得て、樽酒と枡を差し入れさせてもらいました。

会場に入った瞬間、ステージ前のど真ん中に佇んでてビックリするやら泣きそうになるやら。つねくんとかさんちゃんとか修さんは、ライブ中にもガンガンお代わりするし(あれでよく歌ったり弾いたり叩いたりできたよね、ってくらい)少し(だいぶ?)荒さが出ちゃったかな、と最初は思ったけど、最終的にはむしろとてもエモいライブになってて、良かったんじゃないかなー、って思いました。いつも、ライブ前は声出なくなるの気にしてお酒控えたりしてる(はず)なのに、あんなに飲んでくれてありがとうね。


二つ返事でOKくれて目一杯楽しんでくれたOVER THE DOGS、どうせならでっかい樽でやりたいよねってノリノリで話聞いてくれた修さん、無茶なお願いを受け入れていただき、仕入れから鏡開きの準備まで全部していただいた二位さんはじめ下北沢CLUB Queのスタッフの皆様、賛同していただいた34名の皆様。本当にありがとうございました。

そして。やりたいこと全部やりなよって背中を押してくれたみなこちゃん、樽酒ラベルのデザインをしてくれただてさん、たくさん相談に乗ってくれて名簿用写真も全部撮ってくれたみなみちゃん、当日仕切りと集計をやってくれたきよこ、気付かないところでいっぱい援助してくれてたくぅちゃんとちーちゃん、たくさん声をかけてくれたちほちゃんとえいこさん、私の癒しのあやな。大好き美咲さん。
本当にみんなみんな、ありがとう。また近いうちの再会を願って。