2016/6/25 恒吉豊+dareca(ギター編)@CAFE Luckand Et Cetera
01.テュラ
02.泡沫
03.ゴースト
04.確信犯
05.もーまんたい
06.うた
07.サニー
08.糸(中島みゆき)
09.最大幸愛数
10.SECRET DIVE
11.もしも僕の気がフレたら
dareca:
樋口三四郎(OverTheDogs)
永井風思(水上カルビ)
キャンドルは夜だけって話だったけど、照明を落とせば大丈夫ということで、昼公演もたくさんのキャンドルの演出が。とても綺麗だった。
「もしも僕の気がフレたら」の曲は、さんちゃんがエレキでフジくんがアコギ。それ以外は逆、かな。
テュラは、猫の曲です。猫にもいろんな猫がいるので、いろんなことを考えてるんだろうなって思って作ったという曲。爪弾くギターの音が綺麗。
泡沫。タイトルはさんちゃんが付けたんだって。空に憧れたり、海の底ではなんの制約もない幸せな時間が過ごせるかもしれない。海の底って見たことないような生物がたくさんいて、だれも海の一番底まで行ったことはないから、水圧とかの関係でね。もしかしたら地底人がいて、地上よりすごい文明を持って快適な生活をしているかもしれない。ゆるりと伸びやかな歌声。いつもより、丁寧に歌ってるなー、と思った。後で聴いたら、音数が少ないから、って話してたけど。
OverTheDogsは人の生死とか、生まれ変わりとか歌ってきたけど、これは死んだままです。でも、死んでユーレイになって、例えばテレビを見てるさんちゃんの隣とかで、またこんなの見て笑ってるよ、とかできたらな、って。すごく切ない。
狭いから緊張してますか?…前は大丈夫だな、ご飯食べてるし。(だってフードメニューあるんだもん)曲にちなんだオリジナルメニューとか、オムすびっていうおにぎりにオムレツが載ったオシャレな食べ物もあるので、あるので、演奏中でも大丈夫なので食べてくださいね。
さんちゃんとフジくんがギターをチェンジして、手拍子を煽っての確信犯。アコギが合うなぁ、この曲は。
手拍子煽られるの好きじゃないんだけど、自分はやっちゃうんだけど、どこでやめるとか分からなくなるし。手を上げるのも、自分しか上げてない、ってなったときの誤魔化しかたを伝授してくれた挙句にさんちゃんとハイタッチしてたり。手拍子の誤魔化しかたで蚊を退治してたり。笑
今までで一番興味ない感じで聴いて下さい、という謎のリクエストのもーまんたい。話の途中でフードのレタスを巻いてたら、いいねー、レタス食ってるし、って言われたのは私ですすみません。でもね、もーまんたいとか、勝手に体動いちゃうよね。
ずっとうたを歌っていたい。これも手拍子。つねくんは、みんなで一体になろうぜ!的なのがあるわけないってよく言うし、わたしも同感だけど、この時は、この少人数の中では、一つになれてた気がするんだ。
サニーは、フクザワさんのアプリ『私のバンドマン』に提供した曲。彼女が彼氏のバンドのためにお客さんを集めるというえげつないゲームで、パンク系とかサブカル、V系とかあるんだけど、これはニートの曲です。タイトルがイマイチ気に入ってないみたいで、なにか良いタイトルが思いついた人は紙に書いてください、って言ってたけど、渡した人いるのかな?ため息をつく君が好き、って曲。フルで聴いたのは二回目?だけど、「雨を降らした人は今日は休んでる」「明日もきっと晴れるだろう」ってかんじの歌詞だから、サニーでいいじゃん、って思った。合ってるし、可愛い。
次はカバー。いろんな人がカバーしてるけど、EXILEがカバーしてるとは知らなかった。恒吉の糸になりたい?とか言ってたっけ?笑 中島みゆきのモノマネはなかなか似てた。女の人目線の曲、合うなぁ。
大好きとか愛してるとかじゃない言葉でそういうことを伝えたかったという、最大幸愛数。これまた久しぶりの曲を持ってきたなぁ。始まりのギターが優しくて、歌も優しくて。
浮気の歌です、という紹介と共に「SECRET DIVE!」って元気よくタイトルコールしたんだけど、さんちゃんとフジくんのギターの交換が終わってなかった。笑 綺麗な浮気、って未だに分からない。ただ、月へと逃げてゆくのは気持ちよさそうだな、と思った。そんなふうに、歌ってた。
最後の曲です。もしも僕の気がフレたら、って、誰でも起こりうることだと思うんですよ。恒吉はもう気が触れてるとか言われたりするけど。言い方悪いかもしれないけど、痴呆症とかも、近いと思うんです。でも、気がフレている本人は不幸なのか?自分がそうだと気付いていないなら、案外幸せなのかもしれないな、と。
でも、さよならガールフレンド、もう忘れてくれ、と歌う姿も声も、とても寂しそうだったよ。
曲の説明をじっくりしてくれて、一曲一曲を大切にしてるんだなぁ、ということが伝わってきたよ。贅沢な時間の使い方。とても良かった。
終演後は、お酒作ってもらったよー。パッソアっていうパッションフルーツのリキュールをメインに作ってくれた。とても飲みやすくて美味しい。危険なやつ!シェイカー振ると全然味が違うんだって。比べるものはないんだけど、まろやかな口当たりだなぁ、と思いました。ごちそうさまでした!
2016/6/12 LUNKHEAD@名古屋ell.SIZE
決戦前夜ツアー。決戦前夜初披露のみかん祭は行けなかったし、4月のワンマンでは男性限定の方でしかやってなかったから、個人的には決戦前夜を生で聴くの初めてだった。何気にとても楽しみにしてたんだ。
01.プリズム
02.果てしなく白に近づきたい青
03.インディゴ
04.新曲
05.白い声
06.ユキシズク
07.サイダー
08.みゆき
09.夏の匂い
10.ブラック・ミスティ・アイランド
11.壊れてくれない
12.ペルソナ
13.決戦前夜
14.螺旋
15.何も怖くなどなかった
16.アルピニスタ
En.
17.スモールワールド
En.2
18.月光少年
ステージ前方に来たおだかが後ろ向きになって、新しいグッズのバスタオルを背負うように広げて、LUNKHEADって文字をドヤァと見せつけてきて。ちょっと、ふふっと笑ってしまうような始まり。
初っ端がプリズムで早々に嬉しい!インディゴでは始まったところでわっと歓声があがって。ELL系列って照明が綺麗だと思うんだ。青で照らされるの、とても良かった。
「決戦前夜のツアーということなんですが、それだけでは足りない、ということで、新曲を用意してきました!まだタイトルは決まっとらんのですが…聴いてください。『新しい曲』。」
紹介の仕方(笑)激しめでギターギャンギャン鳴ってるかんじ。Aメロはdance,dance,danceって歌ってるのか、だんだんだん、なのか分からなかったんだけど、ちょっとやさぐれた感じ。サビの歌詞が綺麗だったな。月が君を照らして、花が咲き乱れて、みたいな。
白い声からのユキシズク。ユキシズクは白い声の1番から抜けられない、という手紙をもらったことがきっかけで出来たという曲だから、この流れは納得。1番から抜けられないという気持ちは分かる…というか、1番から抜けたと思ってもまた戻っちゃうというか、別の扉があるというか。それの繰り返し。
ユキシズクの最後のサビ前のおだかの歌い方、凄かったなぁ。音源の段階では白い声のほうが全然好きだと思ってたけど、ライブで見てまたちょっと印象変わったなぁ、と。
バラードゾーンでは、みゆきが嬉しかったなぁ。すごく切ない気持ちが滲んでた。ランクの夕暮れの曲って、どれも描写が綺麗だ。言葉も、音も。
個人的には、ブラック・ミスティ・アイランドからの流れが良かった!桜井さんがfbで隠し撮り上げてたけど、ドラムかっこ良かったー!からの、壊れてくれない。この二曲、なんとなくリズムとかノリが近いなぁ、と思った。あと、ギターの小気味良い音がとても気持ちいい。ギターソロからのベースソロ→ドラムソロ、って回っていくところはニヤニヤしちゃう。
そして、ペルソナ!!何年ぶりだろう?私、桜井さんで聴いた覚えがないよ。でも、入りがバラッとなっちゃって、メンバーがあちゃー、って顔してた(笑)珍しい。その後は安定してたけれども。静と動、というか、緩急が変わる瞬間がほんとカッコイイ。終演後の物販におだかがいて、ペルソナの話をしてたら、「久々にやったけど、良かったよね。結構みんな盛り上がっとったし、またやるかも。」ってかんじだったので、期待!
少し長めのMC。今回は決戦前夜のツアーだけれども、シングルのツアーをやるのは10年ぶりくらい。ほぼ毎年アルバムを出してツアーはしてきたけれども、アルバムは10曲くらいだから、セットリストはアルバムの曲が中心になる。でも、シングルだから2曲だけだから、その他の曲が増える。地元で見るのを心待ちにしている人もいるだろうし、遠くから何度も見に来てくれる人も、初めて来たって人もいるだろうし。いろんな人に楽しんでもらいたくて、ツアーで毎回セットリストを変えてるんだけど、今回もえぐいかんじになってる。といった内容。そうやって、いろいろ考えてくれるから、たくさん行きたくなっちゃうんだよなー。
そして、メインの決戦前夜。
「俺達の、うしおととらの、みんなにとっての、決戦です。戦いの前に、今日のことを思い出して欲しい。」
そんな導入。力強い、決意に満ちた音。2番の歌詞が好きなんだけど、2番からAメロに悟さんのコーラスが入って、なんというか、ゾワッときた。“凪いだ潮に 昂ぶる虎よ”って、特に熱がこもってるかんじがする。これでもかっ!っていうベースソロからの、長っ!っていうギターソロは、もっと音良い場所で聴きたかった…。
何も怖くなどなかった、強いなぁ、と思った。最近、ライブでのこの曲好き。どこまでも、手を伸ばしたくなる。
「最後、みんな一緒に歌ってくれるか?」
アルピニスタ!本当に、この最後のゾーンはLUNKHEADの力強さみたいなものを感じた。優しさを支える力強さ。それにしても、ここまであっという間だった。
アンコールのスモールワールド。この曲はなんでこんなに泣けるんだろうなぁ。ここに居ていいんだよ、って言われてるみたいだからかな。小さな奇跡。出会えてよかった。
アンコールが終わっても、次を求める手拍子が鳴り止まない。しばらくして、物販の悟さんが「いらっしゃーい!」って声が聞こえた気がしたけど、鳴り止まないからそのまま続ける。しばらくすると…メンバー再登場!粘り勝ち。壮さんとか、もう着替えちゃってたもんね。ハーフパンツだし。
「メンバーが物販に出てるのに、いいのか悪いのか…」
って感じだったけど、結果的には良かったよ、ね。
最後の最後は月光少年。アンコールでのこの曲は、みんなが無事に家に帰って幸せな夢を見られますように、って言ってくれてるように思う。前に、そんな言葉と共に始まったことがあったから。たくさんの手のひらが舞う景色、綺麗だったろうなー。
本当に、あっという間に終わっちゃったんだ。これだけセットリストで楽しませてくれるバンド、他に知らない。ライブの運び方とかやっぱり上手いし、バンドとファンとの信頼関係みたいなものが強いなぁ、と思ったりする。優しさや強さや頼もしさ、いろんな力を感じる。ファイナルのリキッド、とても楽しみだ。