今日もまた君について考える。

行ったライブの記録とか、残していけたらいいなぁ。

2016/6/12 LUNKHEAD@名古屋ell.SIZE

決戦前夜ツアー。決戦前夜初披露のみかん祭は行けなかったし、4月のワンマンでは男性限定の方でしかやってなかったから、個人的には決戦前夜を生で聴くの初めてだった。何気にとても楽しみにしてたんだ。

 

https://www.instagram.com/p/BGjgE-CALcB/

 

01.プリズム

02.果てしなく白に近づきたい青

03.インディゴ

04.新曲

05.白い声

06.ユキシズク

07.サイダー

08.みゆき

09.夏の匂い

10.ブラック・ミスティ・アイランド

11.壊れてくれない

12.ペルソナ

13.決戦前夜

14.螺旋

15.何も怖くなどなかった

16.アルピニスタ

 

En.

17.スモールワールド

 

En.2

18.月光少年

 

 

ステージ前方に来たおだかが後ろ向きになって、新しいグッズのバスタオルを背負うように広げて、LUNKHEADって文字をドヤァと見せつけてきて。ちょっと、ふふっと笑ってしまうような始まり。

初っ端がプリズムで早々に嬉しい!インディゴでは始まったところでわっと歓声があがって。ELL系列って照明が綺麗だと思うんだ。青で照らされるの、とても良かった。

 

「決戦前夜のツアーということなんですが、それだけでは足りない、ということで、新曲を用意してきました!まだタイトルは決まっとらんのですが…聴いてください。『新しい曲』。」

紹介の仕方(笑)激しめでギターギャンギャン鳴ってるかんじ。Aメロはdance,dance,danceって歌ってるのか、だんだんだん、なのか分からなかったんだけど、ちょっとやさぐれた感じ。サビの歌詞が綺麗だったな。月が君を照らして、花が咲き乱れて、みたいな。

白い声からのユキシズク。ユキシズクは白い声の1番から抜けられない、という手紙をもらったことがきっかけで出来たという曲だから、この流れは納得。1番から抜けられないという気持ちは分かる…というか、1番から抜けたと思ってもまた戻っちゃうというか、別の扉があるというか。それの繰り返し。

 ユキシズクの最後のサビ前のおだかの歌い方、凄かったなぁ。音源の段階では白い声のほうが全然好きだと思ってたけど、ライブで見てまたちょっと印象変わったなぁ、と。

 

バラードゾーンでは、みゆきが嬉しかったなぁ。すごく切ない気持ちが滲んでた。ランクの夕暮れの曲って、どれも描写が綺麗だ。言葉も、音も。

個人的には、ブラック・ミスティ・アイランドからの流れが良かった!桜井さんがfbで隠し撮り上げてたけど、ドラムかっこ良かったー!からの、壊れてくれない。この二曲、なんとなくリズムとかノリが近いなぁ、と思った。あと、ギターの小気味良い音がとても気持ちいい。ギターソロからのベースソロ→ドラムソロ、って回っていくところはニヤニヤしちゃう。

そして、ペルソナ!!何年ぶりだろう?私、桜井さんで聴いた覚えがないよ。でも、入りがバラッとなっちゃって、メンバーがあちゃー、って顔してた(笑)珍しい。その後は安定してたけれども。静と動、というか、緩急が変わる瞬間がほんとカッコイイ。終演後の物販におだかがいて、ペルソナの話をしてたら、「久々にやったけど、良かったよね。結構みんな盛り上がっとったし、またやるかも。」ってかんじだったので、期待!

 

少し長めのMC。今回は決戦前夜のツアーだけれども、シングルのツアーをやるのは10年ぶりくらい。ほぼ毎年アルバムを出してツアーはしてきたけれども、アルバムは10曲くらいだから、セットリストはアルバムの曲が中心になる。でも、シングルだから2曲だけだから、その他の曲が増える。地元で見るのを心待ちにしている人もいるだろうし、遠くから何度も見に来てくれる人も、初めて来たって人もいるだろうし。いろんな人に楽しんでもらいたくて、ツアーで毎回セットリストを変えてるんだけど、今回もえぐいかんじになってる。といった内容。そうやって、いろいろ考えてくれるから、たくさん行きたくなっちゃうんだよなー。

そして、メインの決戦前夜。

「俺達の、うしおととらの、みんなにとっての、決戦です。戦いの前に、今日のことを思い出して欲しい。」

そんな導入。力強い、決意に満ちた音。2番の歌詞が好きなんだけど、2番からAメロに悟さんのコーラスが入って、なんというか、ゾワッときた。“凪いだ潮に 昂ぶる虎よ”って、特に熱がこもってるかんじがする。これでもかっ!っていうベースソロからの、長っ!っていうギターソロは、もっと音良い場所で聴きたかった…。

何も怖くなどなかった、強いなぁ、と思った。最近、ライブでのこの曲好き。どこまでも、手を伸ばしたくなる。

「最後、みんな一緒に歌ってくれるか?」

アルピニスタ!本当に、この最後のゾーンはLUNKHEADの力強さみたいなものを感じた。優しさを支える力強さ。それにしても、ここまであっという間だった。

アンコールのスモールワールド。この曲はなんでこんなに泣けるんだろうなぁ。ここに居ていいんだよ、って言われてるみたいだからかな。小さな奇跡。出会えてよかった。

 

アンコールが終わっても、次を求める手拍子が鳴り止まない。しばらくして、物販の悟さんが「いらっしゃーい!」って声が聞こえた気がしたけど、鳴り止まないからそのまま続ける。しばらくすると…メンバー再登場!粘り勝ち。壮さんとか、もう着替えちゃってたもんね。ハーフパンツだし。

「メンバーが物販に出てるのに、いいのか悪いのか…」

って感じだったけど、結果的には良かったよ、ね。

最後の最後は月光少年。アンコールでのこの曲は、みんなが無事に家に帰って幸せな夢を見られますように、って言ってくれてるように思う。前に、そんな言葉と共に始まったことがあったから。たくさんの手のひらが舞う景色、綺麗だったろうなー。

 

本当に、あっという間に終わっちゃったんだ。これだけセットリストで楽しませてくれるバンド、他に知らない。ライブの運び方とかやっぱり上手いし、バンドとファンとの信頼関係みたいなものが強いなぁ、と思ったりする。優しさや強さや頼もしさ、いろんな力を感じる。ファイナルのリキッド、とても楽しみだ。