今日もまた君について考える。

行ったライブの記録とか、残していけたらいいなぁ。

2016/4/28 高野哲@新宿LOFT BAR

 
 
 
 
 
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A post shared by あさみ (@asamimpromptu)

久々に、高野さんを見に行ってきた。

熊本地震の復興支援チャリティー
 
LOFT BARのステージ前は夜も遅いのにお客さんがいっぱい。前の方は椅子があったのかな。見やすくてありがたかった。
 
お客さんの後ろをぐるっと回って、楽屋への通路の手すりをパンパン叩いて拍手を煽って(笑)照明をもう少し暗くして欲しいとリクエストして。
「インストアライブとかみたいに、明るいところでやるの苦手なんだよね、普段はピカピカした照明でよく分からなくなるからいいんだけど…。ブルージーな感じでやるからさ。」
で、照明を調整してもらって、どんなかんじ?ってお客さんに確認して、突如暗めになって、おおっ、って口に出ちゃったりして。
 
 
おもむろに歌い出したのは、ひまわり。
最近の動向をあんまり追えてないから、知らない曲ばっかりだろうなー、と思ってたんだけど、いきなり大好きな曲で嬉しかったよ。
一発で引き込まれる、少ししゃがれた、表現力…なんて言葉じゃ表しきれないくらいの歌声で。目が離せなくなっちゃうんだなぁ。
『じゃあ僕は太陽になる』だからこの曲から始めたのかなー、と思った。
 
「俺の中では懐かしいかんじなんだけど、次もそんなかんじで。」
 
イントロをポロンと弾いただけで分かる。何度も何度も聴いた曲。(愛は)ミラーボール。
新しい作品が増えるたびに過去の曲どんどんやらなくなっちゃって、長いことライブで聴いてなかった。(そして私もあんまり行かなくなってた)すごく、すごく久しぶり。
『平気さ 大丈夫さ』って、頼もしさを感じた。
アコギになんかエフェクター繋いでる!と思ったけど、ワウかな。
 
 
今日のイベントをやることになったきっかけについて。4/19にLOFTで弾き語りのイベントに出たんだけど、その日にスタッフさんが5/3~5で熊本に行ってきます、って話をしてきたとのことで。
 
「4/14に地震が起きて、こりゃ大変だ、って、でもテレビを見ててもアレだし、でもこういう時はとりあえず、と受信料を払った覚えもないN○Kを付けて…マズイこと言いそうになった(笑)集金のおばちゃんとやり合った話とか…まぁそれはいいや。4.14なんてまた覚えやすい数字だなぁ、とか。」
「彼が熊本に行くという話を聞いて、あ、俺が待ってたのはこれだな、って。
うつみようこの言葉を借りると、音楽家なんて役に立つのは二ヶ月後だ。今俺なんかが行くより、中居くんとかが行くほうが全然いい。誰もが知ってるヒット曲があるでもない。…これから作るけど。」
 
で、そのスタッフさんに託すべく、この日のイベントを開くことになった、と。話し始めるとそれで終わっちゃうから、とりあえずパーッと二曲、って言ってたけど、その二曲で嬉しかったよ。。
 
「天災には敵いませんから…あ、俺のこと(天才)じゃありませんよ。」
なんて言ってたけど、素で“天才”の方だと思っちゃった。毒されすぎ。
 
レピッシュの恭一さんとMAGUMIが熊本出身だということで、『プレゼント』をカバー。プレゼントを届ける様を描いた歌詞は、この日の趣旨にピッタリだね。
 
そして、THE BLACK COMET  CLUB BANDの、メンバーにも歌詞を知らせていないという新曲を。タイトルはCRY BABY。風間リクエスト。
 
「知る人ぞ知る、ですが、プリンスがいなければ、今俺はここにいない、っていうくらいで。」
…知らなかった。洋楽疎すぎて、知ってたら影響を感じることができたのかなぁ。去年から偉大なミュージシャンが次々に亡くなっていっていることを嘆いて、移動中にタイジさんと熱心に語り合ったりしていたらしい。
 
ということで、プリンスのPurple Rain。でも、いきなり日本語の歌詞から始まったよ!?お得意の、自分の歌詞を乗せちゃうやつ。
この後の曲は分からなくて、雰囲気的にTHE BLACK COMET CLUB BANDの曲かな?手拍子したり賑やかな雰囲気。しんみりさせたくない、っていうのがどこかにあったのかもしれない。
 
久しぶりに高野哲の生歌を聴いて、年齢を重ねた深みが声にあるなー、と思った。でも、自由に歌って喋るところは何も変わってない。何年か前、ROCKTOWNこけら落としライブの日、明日、酔夏男で弾き語りやります、って突然決まって急遽見に行ったことを思い出した。震災の後、原発は本当に必要なのかとか、代替エネルギーの話とかしながらインディーズ電力なんかも始めて。こうした復興の話には、とても敏感になったんだろうな。やっぱり、時々無性に聴きたくなる歌声だ。